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EclipseでAndroidアプリケーションの開発環境の構築と”Hello World!”まで

公開日: : 最終更新日:2015/05/01 Eclipse, Java


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対象のOSはMac(OS X 1.9.5)とWindows7 64bitとなります。
といっても手順としてはほとんど同じですので、異なる場合のみ対象OSを明記して手順を分けて記載いたします。
同じ手順の場合は1つの手順の記載とさせていただきます。

なお、現在ではAndroid SDKとEclipseのプラグインであるADT(Android Development Tools)が同梱されたEclipseがGoogleから提供されており、
ダウンロードするだけでAndroidアプリケーションの開発環境が作成可能となっています。

Javaにつきましては、予めインストールしておいてください。
最新のJavaのバージョンは8となっていますが、Android SDKはAPI 19以降でJava 7に対応しており、Java8には対応しておりませんのでご注意ください。

1 Eclipse ADT with the Android SDKのダウンロードとインストール

ダウンロード

http://developer.android.com/sdk/index.html
にアクセスして、以下の画像の赤枠部分をクリックするとダウンロードが行えます。
なお、以下の画像はMacでアクセスした時にブラウザに表示される画面となります。
スクリーンショット 2014-10-22 15.29.35

Windowsでアクセスした時にブラウザに表示される画面となります。
キャプチャ

上記画像の「ダウンロード」ボタンをクリックするとTerms and Conditionsの画面が表示されますので、詳細をお読みいただき、「I have read and agree with the above terms and conditions」と、Windowsの場合は、32-bitもしくは64-bitのラジオのどちらかをチェックしていただいた後に、「Download Eclipse ADT with the Android SDK for Windows」ボタンをクリックします。
当然ですが、Macの場合は「Download Eclipse ADT with the Android SDK for Mac」とボタンの文言が変化します。
キャプチャ2

ダウンロードには少し時間がかかります。Macの場合2014年10月22日現在はダウンロードファイル名はadt-bundle-mac-x86_64-20140702.zipとなっております。

インストール

ダウンロードが終了したら、解凍します。
Windowsの場合は、解凍先のパスが長くなると解凍に失敗しますのでシンプルなディレクトリ構造のパスに解凍してください。

adt-bundle-mac-x86_64-20140702フォルダが作成されますので
このフォルダをMacの場合はアプリケーションフォルダに移動します。
Windowsの場合はどこでもOKですが、解凍時と同様に格納しているファイルのフルパスが長くならないように注意してください。

これでインストールは完了です。

2 “Hello World!”アプリの作成

Eclipseの起動

インストール先フォルダの直下にeclipseフォルダが存在しますので、そのeclipseフォルダの直下に存在するEclipseアプリケーションを起動します。

Macの場合は以下のファイルとなります。
スクリーンショット 2014-10-22 17.16.17

EclipseのバージョンはJUNOなんですね。
Eclipse起動時にワークスペースを指定する必要がありますので、任意のパスを入力して「OK」ボタンをクリックします。
スクリーンショット 2014-10-22 17.19.41

Eclipseの初回起動時に、Windowsの場合のみワークスペース選択後に「”Contribute Usage Statics”」との画面が表示されます。
Eclipsenの動作時の統計情報をGoogleに提供してもいいかどうかとの質問です。
「Yes」、「No」のどちらを選択してもかまいませんので、どちらかを選択後に「Finish」ボタンをクリックします。
キャプチャ11

Eclipseが起動しました。標準のeclipseとは色々異なるところがあるように見えます。

“Hello World!”アプリのプロジェクトの作成

さっそくプロジェクトを作成してみます。
eclipseのメニューの[File]>[New]>[Project…]をクリックします。
するとプロジェクト作成画面が表示されますので「Android」を展開し「Android Application Project」を選択後に「Next>」ボタンをクリックします。
スクリーンショット 2014-10-22 17.34.11

以下の画像のような画面が表示されますので、「Application Name」にHello Worldと入力します。
すると「Project Name」と「Package Name」も連動して値が自動的にセットされました。
スクリーンショット 2014-10-22 18.07.39

なお、「Minimum Required SDK:」は、アプリが動作するための最低限のAPIレベルを
「Target SDK:」は、対象のAPIレベルを
「Compile With:」は、コンパイルするAPIレベルを
「Theme」は、画面のアクションバーの設定をそれぞれ指定します。

とりあえず今回は変更せずに「Next>」ボタンをクリックします。

今度は以下のような画面が表示されました。Xcodeのテンプレートを選択するみたいな機能の方が便利ですね・・・
スクリーンショット 2014-10-22 18.54.44

「Create custom launcher icon」は、起動用アイコン画像を設定するか場合にチェックします。
チェックを入れるとウイザードの次画面でアイコン画像を選択するようになります。

「Create Activity」は、アクティビティを作成するかどうかを指定します。アクティビティとはandroid.app.Activityクラスを継承した画面を制御するクラスを意味します。Androidアプリでは1つの画面につき1つのアクティビティが対応します。

「Mark this project as a library」は、このプロジェクトをライブラリとするかどうかの選択肢です。
「Create Project in Workspace」は、プロジェクトをワークスペースに作成するかどうかの選択しです。チェックを外すと現在のワークスペース以外のパスにプロジェクトを作成できます。

「Working sets」は、Eclipseのワーキングセット機能を利用するかどうかの選択肢です。

「Create custom launcher icon」のチェックだけ外して「Next>」ボタンをクリックします。
スクリーンショット 2014-10-22 19.06.16

次は「Create Activity」に関する選択画面です。
アクティビティを作成する場合はどのテンプレートのアクティビティを作成するかを選択できます。
「Blank Activity」から変更せずに「Next>」ボタンをクリックします。
スクリーンショット 2014-10-22 19.10.33

いよいよ最後の画面です。
「Activity Name」は、最初のアクティビティのクラス名を指定します。
「Layout Name」は、最初のレイアウト設定ファイル名を指定します。
デフォルトのまま変更せずに「Finish」ボタンをクリックします。
スクリーンショット 2014-10-22 19.23.42

無事にHelloWorldプロジェクトが作成できましたが、appcompat_v7というプロジェクトも作成されました。
Android SDK Tools r22.6へのリリースから、androidプロジェクトの作成毎にappcompat_v7というプロジェクトが自動的に作成されるようになりました。(2回作成するとappcompat_v7_2、3回作成するとappcompat_v7_3が自動生成されます。)

これは、API 13以前のアプリケーションでActionBarを使用するための仕様であり、「Minimum Required SDK:」に14以上にを指定すれば
appcompat_v7プロジェクトは自動生成されなくなります。

3 Android SDK Managerで利用するAPIをインストール

Andoroid SDK Managerを利用したAPIのインストール

Eclipseのメニューの[Window>{Andoroid SDK Manager]をクリックします。
スクリーンショット 2014-10-23 13.29.29

すでにデフォルトでいくつかのチェックが入っていますので、そのチェックはそのままにしておいて、「Android 4.4(API 20)」にチェックを入れ、「Install packages…」ボタンをクリックします。

「Choose Packages to Install」画面が表示されますので、画面の左側のPackagesのどれかをクリックしてください。
どれかをクリックすることでライセンス条項が右側に表示され、「Accept License」のラジオボタンが選択可能になります。
「Accept License」のラジオボタンをチェックし、「Install」ボタンをクリックします。
スクリーンショット 2014-10-23 13.37.44

ダウンロードとインストールが開始されました。
けっこう時間がかかりますので気長に待ちます。
スクリーンショット 2014-10-23 13.41.59

待っていると終わりましたが、以下のメッセージが表示されました。
スクリーンショット 2014-10-23 14.14.33

ということでEclipseのメニューの[Help]>[Check for Updates]でAndroid plug-inのアップデートが必要か確認してみます。
スクリーンショット 2014-10-23 15.42.56

今の時点ではアップデートは存在しませんでした。
なお、新たなAPIをインストールした場合はEclipseに認識させるために、Eclipseの再起動をする必要がある場合があります。

スクリーンショット 2014-10-23 15.44.16

4 Hello World!アプリの実行

Hello World!アプリの実行をする前にエミュレータの作成を行う必要がありますので、エミュレータの作成の作成を行った後でアプリの実行を行います。

エミュレータの作成画面の説明

Eclipseのメニューの[Window]>[Android Virtual Device Manager]をクリックします。
スクリーンショット 2014-10-23 12.56.22

「Android Virtual Device(AVD) Manager」画面が表示されますので「Create…」ボタンをクリックします。
スクリーンショット 2014-10-22 21.19.23

「Create new Android Virtual Device(AVD)」画面が表示されます。
スクリーンショット 2014-10-23 12.59.12

画面の各項目の説明をさせていただきます。

AVD Name

任意のAVD名を指定します。

Device

「Nexus 7」等の実在するデバイス名、画面サイズおよび解像度指定します。
スクリーンショット 2014-10-23 13.04.37

Target

ADVのターゲットとするAndroidのAPIレベルを指定します。

Keyboard

「Hardware keyboard present」チェックボックスは、ハードウェアのキーボードを利用する時にチェックします。ソフトウェアキーボードを使用する場合は、チェックを外します。

*AVDの作成画面で”No CPU/AVI system image available for this target”と表示される倍の対処方法
この場合、CPU/ABIの選択肢が表示されていないはずです。Android SDK Managerを起動して、利用するAPI levelでエミュレートしたいCPUのSystem Imageを前もってインストールしておく必要があります。
スクリーンショット 2014-10-23 13.18.55

エミュレータの作成

以下の内容でエミューレータを作成します。
スクリーンショット 2014-10-23 19.06.51

「OK」ボタンをクリックするとAVDSampleがAVD Managerに表示されました。
スクリーンショット 2014-10-23 19.07.19

Hello World!アプリの実行

HelloWorldプロジェクトを選択した状態で、Eclipseのメニューの[Run]>[Run Configurations…]をクリックします。
スクリーンショット 2014-10-22 21.01.34

すると以下の画面が表示されます。
スクリーンショット 2014-10-22 20.59.45

「Target」タブをクリックすると表示画面が切り替りますので、先ほど作成したAVDを選択し「Run」ボタンをクリックします。
スクリーンショット 2014-10-23 19.15.41

するとすぐにエミューレータが起動しますが、Hello Worldアプリはなかなか起動されません。
5分ぐらい待っていると以下のようにロックされた画面が表示されますので、ロックを解除します。
スクリーンショット 2014-10-23 19.11.17

やっとHello Worldアプリが表示されました。
スクリーンショット 2014-10-23 19.25.32

5 何故”Hello World!”と表示されるかの説明

プロジェクトを作成しただけなのに何故画面上に”Hello World!”と表示されるのかを説明させていただきます。
簡単に説明すると「画面レイアウトファイル」内でTextViewの定義を書いて、その定義で「文字列定義ファイル」を参照するとの形となっています。

画面レイアウトファイル

プロジェクト配下のres/layout/activity_main.xmlが画面レイアウトファイルとなります。
これはプロジェクト作成時に画面レイアウトファイルとして指定した名前ですね。

画面レイアウトファイルはエディタで表示すると2つのモードが選択可能となります。
1つめは「Graphical Layout」です。画面デザイナーモードといったかんじです。
画面イメージは以下の通りです。
スクリーンショット 2014-10-23 20.16.38

2つめは素のXMLです。activity_main.xmlがそのままテキスト(XML)として表示されます。
スクリーンショット 2014-10-23 20.21.48

実際のファイルは以下のようになっています。

TextViewの部分が画面に”Hello World!”を表示しているところです。
android:text属性でTextViewに表示する文字列を指定するのですが、@string/からはじまる文字列は特別な文字列として認識され、文字列定義ファイルの対応する文字列に置換されてTextViewに表示されます。

文字列定義ファイル

プロジェクト配下のres/values/strings.xmlが文字列定義ファイルとなります。
文字列定義ファイルも2つの編集画面が存在します。
1つめはResourcesです。グラフィカルな画面で文字列定義ファイルを編集できます。
スクリーンショット 2014-10-23 20.31.01

2つめは素のXMLです。strings.xmlがそのままテキスト(XML)として表示されます。
スクリーンショット 2014-10-23 20.37.05

実際のファイルの内容は以下のようになっています。

hello_worldに対する値はHello world!が指定されていますので、Hello worldアプリを実行するとHello world!が画面に表示されます。


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