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「HyperSQL」の環境を作成し、Eclipseの「DBViewer」プラグインを利用してSQLを発行してみる

公開日: : 最終更新日:2016/12/05 Eclipse, Java , ,


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Eclipseの「DBViewer」プラグインを利用して「Java DB」の環境を作成し、SQLを発行してみる
では「Java DB」の環境を作成しましたが、今回は「HyperSQL」の環境を作成します。

「DBViewer」プラグインの使い方の詳細につきましては
Eclipseの「DBViewer」プラグインの使い方[前編]
Eclipseの「DBViewer」プラグインの使い方[後編] をご参照ください。

本エントリーの内容は以下の通りです。

  1. 「HyperSQL」概要説明と環境作成
  2. Eclipseの「DBViewer」プラグインから「HyperSQL」を利用


1 「HyperSQL」概要説明と環境作成

「HyperSQL」の概要

環境作成の前に、「HyperSQL」の概要を説明させていただきます。「HyperSQL」は「HSQLDB」の後継プロダクトで、Pure Javaで実装されています。

また、「ANSI-92 SQL」の仕様をほぼ実現しているデータベースといえ、開発者が利用するユニットテスト環境のDBに最適であると言えます。

利用できるモードは以下の4つとなります。

  • サーバモード
  • Webサーバモード
  • インメモリモード
  • スタンドアロンモード

サーバモード

「Oracle」や「PostgreSQL」と同様に「HyperSQL」を起動させるモードです。

Webサーバモード

サーバモードに加えて、HTTP経由で接続できるモードです。

インメモリモード

「HyperSQL」を利用するプロセスが「HyperSQL」に接続するだけでDBが利用できるモードです。
事前にDBを起動しておく必要はありません。DBデータの永続化先はメモリー空間となりますので、DBにアクセスしていたプロセスが停止するとDBデータは消えて無くなります。

スタンドアロンモード

インメモリモードのDBデータの永続化先がファイルとなるモードです。

「HyperSQL」インストール方法

「HyperSQL」の公式ページにアクセスすると以下の画面が表示されますので、赤枠部分をクリックします。
スクリーンショット 2015-04-02 17.27.28

なお、現時点の最新の安定版のバージョンは2.3.2となっておりますが、バージョンは時間が経てば変わりますので、適宜読み替えください。

画面遷移後に表示される「Download hsqldb-2.3.2.zip (7.7 MB)」をクリックするとダウンロードが開始されます。
スクリーンショット 2015-04-02 17.33.24

ダウンロードしたzipファイルを適切な場所に移動し、インストールは終了です。

「HyperSQL」のサーバモードの起動方法

本ブログでは、「HyperSQL」をユニットテストで利用しようとしていますし、テスト終了時のDBデータが確認できた方が便利ですので、DBとして最も一般的なモードであるサーバモードでの起動方法を説明させていただきます。

Windowsの場合

解凍したフォルダの中に存在するhsqldb/bin/runServer.batをクリックするだけでOKです。

以下のようにコマンドプロンプトが表示され、DBが起動します。
runSever

終了させるには、コマンドプロンプトで「Ctr」+「c」を押下します。

OS Xの場合

OS X場合は少し面倒です。HSQLDB_HOMEを定義し、CLASSPATHにhsqldb.jarを追加した後にorg.hsqldb.Serverを実行します。
以下の例では、HSQLDB_HOMEの配下のdata/dbフォルダにtestの名前でDBを作成します。

export HSQLDB_HOME=/Applications/hsqldb-2.3.2/hsqldb
export CLASSPATH=.:${HSQLDB_HOME}/lib/hsqldb.jar
java -cp ${HSQLDB_HOME}/lib/hsqldb.jar org.hsqldb.Server -database ${HSQLDB_HOME}/data/db/test

上記コマンドを含むシェルを作成しておくと便利です。

終了させるには、コマンドプロンプトで「Ctrl」+「c」を押下します。

「HyperSQL」に「HyperSQL」の管理ツールを利用してみる

とりあえず「HyperSQL」の管理ツールで接続して、SQLを発行してみます。

管理ツールの起動方法(Windowsの場合)

解凍したフォルダの中に存在するhsqldb/bin/runManager.batをクリックするだけでOKです。

管理ツールの起動方法(OS Xの場合)

export HSQLDB_HOME=/Applications/hsqldb-2.3.2/hsqldb
export CLASSPATH=.:${HSQLDB_HOME}/lib/hsqldb.jar
java -cp ${HSQLDB_HOME}/lib/hsqldb.jar org.hsqldb.util.DatabaseManager

で起動できます。環境変数の2行はDB起動時と同じ内容となります。

接続先情報の指定

Typeのコンボボックスは「HSQL Database Engine Server」を選択します。
それ以外の項目はデフォルト値のままでOKです。
スクリーンショット 2015-04-03 21.05.33

「HSQL Database Engine Server」を選択し、「OK」ボタンをクリックするとデータベースに接続できます。

テーブルを作成してみる

以下のようなテーブルを作成してみます。

赤枠部分に上記のSQLを入力します。
1

次に「Execute」ボタンをクリックします。
1

DDLは実行しても画面に反映されませんので、メニューの「View」>「Refresh Tree」をクリックします。
OS Xはメニューの位置が異なりますが、同じメニューをクリックすればOKです。
2

するとPERSONが表示されました。
3

Insert文を発行してみる

以下のInsert文を発行してみます。

DDLでもDMLでもSQLの実行の仕方は同じです。
5

実行結果が1となっているのは、2行目のSQLの実行結果だけが表示されているからです。

Select文を発行してみる

以下のSelect文を発行してみます。

結果は予想通りで、以下のようになりました。
6

2 Eclipseの「DBViewer」プラグインから「HyperSQL」を利用

「DBViewer」プラグインから「HyperSQL」の先ほど起動したDBに接続して、簡単なSQLを実行してみます。

「DBViewer」プラグインの接続設定

まずは「DBViewer」プラグインのDBツリー・ビューパースペクティブを表示します。
Eclipseのメニューの「ウインドウ」>「パースペクティグを開く」>「DBViewer」をクリックします。

すると以下のような画面が表示されます。
スクリーンショット 2015-04-03 19.31.43

「DBViewerPlugin」を選択し、マウスの右クリックメニューの「登録」をクリックします。
スクリーンショット 2015-04-03 19.33.12

データベース定義名にHyperSQLを指定した後にJDBCドライバーの設定を行います。
JDBCドライバーを含むjarはHSQLDB_HOMEの直下に存在するlibフォルダのhsqldb.jarとなります。

以下の画像の赤枠部分の「ファイルの追加」ボタンをクリックし、上記ファイルを追加します。
スクリーンショット 2015-04-03 19.36.43

ファイル選択後に「次へ」ボタンが押下可能となりますので、「次へ」ボタンをクリックします。
スクリーンショット 2015-04-03 19.43.46

次の画面で
接続文字列にjdbc:hsqldb:hsql://localhost/
接続ユーザにSA
を指定し「完了」ボタンをクリックします。

以上で、設定は完了です。DBViewerプラグインのDBツリー・ビューに「HyperSQL」の接続先が表示されるようになりました。
スクリーンショット 2015-04-03 19.58.02

「DBViewer」プラグインを利用して簡単なSQLを発行

SQLを発行する前にHyperSQLに接続します。
HyperSQLの定義を選択し、右クリックメニューの「接続」をクリックします。
スクリーンショット 2015-04-03 20.03.03

画面の表示は以下のように変わったはずです。
スクリーンショット 2015-04-03 20.04.27

「PUBLIC」>「TABLE」と開いて行くと「PPESON」テーブルが表示されました。
スクリーンショット 2015-04-03 20.06.39

うんうん、先ほど「HyperSQL」の管理ツールで作成したテーブルが見えていますね。
では、最後に先ほども実行したSelect文を発行してみます。

結果は以下のようになりました。
スクリーンショット 2015-04-03 20.11.35

うんうん、これも思った通りですね。

「HyperSQL」の環境を作成し、Eclipseの「DBViewer」プラグインを利用してSQLを発行してみる
は以上です。


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